真打ち登場! 三菱uniジェットストリーム4&1
お気に入り度:5(5点満点)ある日、仕事の帰りに文具店に寄りました。前から気になっていた「ユニボール・シグノビット」の0.38mmが目的でした。シグノのコーナーに行き、探してみたら…シグノの極細シリーズやイレイサブルといったラインナップはあるものの、なぜかシグノビットだけは見あたらず。ないのか、と落胆して目を落としたところにあった什器には「4&1」の文字が(「4+1」に見えた)。ドクターグリップ(以下毒栗)4+1のすぐ隣だったので、まぁ4+1ライトの新色かな、くらいに思って見てみると、、、そこには衝撃の文字が!
uni JETSTREAM 4&1と!!
特にこのペンの発売はアナウンスされていなかったので(筆者が知らないだけかも)、驚きました。まさか、ジェットストリーム(以下ジェスト)に4色多機能なんて!ジェットストリームファンとしては夢のような組み合わせに、思わず手に取り、毒栗4+1と書き比べ、書き味に間違いがないことを確認してレジへ。
さて、うちにやって来ました、ジェスト4&1。ジェスト3色の素っ気ないシンプルな感じに比べると、どちらかというと毒栗やクリップオンマルチ(以下栗ポン)1000に近い質感ですが、もっとオシャレな感じがします。一番最初に目に入ったアイボリーを買いましたが、メタリック塗装でつやつやしていて、キレイな感じです。ノックが目立ちがちの多機能ペンですが、ジェスト4&1はボディ同色のノックに色のラインがさりげなく入っているので、比較的ノックが目立ちません。デザインに気を使っているなぁ、という印象。クリップは金属製で、uni JETSTREAMのロゴが入っています(クリップの剛性は不足気味で、がたつきが気になる)。新品に付いてくる商品名シールも、なかなかのかっこよさです。軸の持ち味は、毒栗や栗ポンと似ています。マット仕上げのラバーグリップは硬めで握り心地がよく、首軸が金属製なので重心が先端にあって、ボールペンらしい立て気味の筆記角度に合っています。ただし、ラバーグリップはグリップがいい代わりにちょっとゴミが付着しやすいのが玉に瑕です。
ちなみに、同じ三菱uni製のピュアモルト多機能ペンに首軸の形が似ていたのでコンバートを試みましたが、軸径が違うためできませんでした。ピュアモルトバージョンも出して欲しいなぁ。(ちなみにピュアモルト多機能はS-7S互換なので、ジェスト芯のSXR-80を使って2+1ジェットストリーム化が可能です)
さて、書き味ですが、やっぱりジェットストリーム!という書き味の滑らかさがあります。手持ちでゲルペンのサラサ3+Sがあったので比較したら、ゲルペンより書き味は滑らか!毎度のことながらこれはすごい!軸の太さと重みがあるので、慣性にまかせて楽に筆記することができます。純正芯は0.7mmですが、1.0mmに交換してさらに滑らかにしてみるのもいいでしょう。
このジェットストリーム4&1の一番のトピックは、ジェスト芯SXR-80にグリーンが追加されたということです(海外版にはあったんでしたっけ?)。恐らくしばらくは0.7mmのみの発売となりそうではありますが、ジェットストリームらしい滑らかさで、期待を裏切りません。発色については若干暗めかな、とは思いますが。
ということで、1,000円クラスの4+1多機能をお探しなら、イチオシ!となりそうな製品です。世界一、と言っても過言ではありません。栗ポンにハイテックCコレト芯を入れるのがこのクラスの常識(?)となっていますが、油性ながらもそれを上回る出来、と言っていいかもしれません。
お詫びと訂正:当初「ジェットストリーム4+1」と表記しておりましたが、「4&1」の誤りです。お詫びして訂正いたします。どうりで検索で引っかからないわけだ(^^;)。
この記事へのコメント
このペン、情報は入ってきているのですが、仕事が忙しくて文具店まででかけられていないので、入手できていません。
やっぱり欲しいなぁ。。。
3色ボールペンを入手しましたけど、アレは使いづらい!!
どうなんでしょうね、ジェストは筆圧が要らないという点では万年筆と共通しますが、筆記角度の問題で結局万年筆を使い慣れた人は使いづらいと感じるかもしれません。意外に書き出しの掠れもあったりしますしね。
3色が使いづらいとのことでしたので、やはり充分に試筆された方がよろしいかと思います。4+1ともなるとメカニカルな部分で無理を感じることがなきにしもあらずかと思いますので。
あまり良い出来とは言い難いですが、それでもジェストの多色ボールペンよりは高級な出来です(←当たり前!)。
3色ボールペンが使いにくいのは、今出ている色が何かわからないからです。。いったいあれは何の冗談だか。。。
私は、それよりも、シャーボのようなロータリー式やラミー2000のような「おもり」によるノック式(上に向けている表示の色が出てくる方式)で思った色が出てこなかった時の方が、発狂しそうになります。
しまみゅーらさん、勘違いしてる!
わたしの言っている3色のはロータリー式で黒赤青が順にでてくるタイプです。
出しっぱなしにしておくならともかく、次に出したときは何色が出てくるか、賭けです(笑)。
Fをお使いなら、4&1をお使いになったら、滑らかさの違いを実感できるはずです。ま、滑らかだから字が上手に書けるかというとそうでもないんですけどね。(^^;)
当分これだな!というのが正直な感想です。
実はこのジェストは人にあげてしまって手元にないのですが、これ一本でとりあえず何でも行ける感じなので、いいですね。デザインもまぁまぁいい感じですし、重さに任せて慣性で書けるので使い易いと思います。
最近出た「ジェットストリームカラー」。まだ0.5mmしかありませんが、すごく魅力的な色が揃っています。アレのスタイルフィット版が出たら、4&1の軸に流用して…と考えると、また夢が広がります。私なら黒にブルーブラックを入れて、赤に朱を入れて、青に水色を入れて…というコンバートを楽しみたいです。